ニッサン セドリック 5代目 430型系(1979年~1983年)
2ドアハードトップを廃止し、4ドアハードトップ、4ドアセダン、ワゴン/バンの3系統のボディバリエーションとなる。
サスペンションは、前輪ダブルウイッシュボーンはキャリーオーバーだが、後輪がこの代から5リンクとなった。
佐藤さんの430は1982年型に相当しエンジンスペックは5600rpm 145psトルク3200rpm 21kg
当時は日産の最新式ECCS(EGI)L28エンジン仕様に迫るスペックで人気のあったモデルです
• 1979年6月 - モデルチェンジ。L28EはECCS(エンジン集中制御システム)に進化
• 1979年9月 - L20S搭載のバン(J-V430型)発売。
• 1979年10月 - 乗用車日本初の直列6気筒ディーゼルエンジン、LD28型搭載車
および日本初のターボエンジン (L20ET) 搭載車を追加。
なお、ブルーバード、スカイラインにもターボ搭載車が追加された。
• 1980年2月 - LD28エンジン搭載車に5速MT車追加。
• 1980年3月 - 一部改良。
ウィキペディアより
佐藤さんのセドリック430の仕様は エンジンO/H、ターボ用ピストンの組み込み、ハイカムシャフト、強化バルブスプリング等の組み付け、それに伴う各部の強化やバランス取り。
タービンは06-20G ウエストゲートタイプ、コンピューターはフルコンMOTEC M48、インジェクタはGTR用 444CC ×6、フェールポンプ ボッシュ 280ccタイプ 燃圧3kg。
クーリング対策は 3層ラジェーター オイルクーラー インタークーラー 等装着。
OS技研シングルクラッチ 380PS対応、ブースト1.2kg 回転数7500rpm。
目標320ps!
エンジン仕様
シリンダーヘット完全O/H
バルブシートカット(バルブ突き出し量41,5mm) ポート加工 各気筒の燃焼室合わせ 等の加工
燃焼室を39.6ccに決め 圧縮比 8,3:1に設定します。加工カム 作用角70度 8.4リフト
亀有エンジンワークス製バルブスプリング。
シリンダーブロック
ボーリング加工が終わり洗浄されたブロック
次に亀有りエンジンワークス製 L型 鍛造ピストン組み付けします。
強化タイプコンロット 小短部はピストンピンに合わせて フルフロー加工しています。
非常に良く出来ているピストンです
ピストン重量 308g ピンハイト 38,1mm バルブリセス 2,1cc アルミ鍛造。
クランクシャフトもバランス取りされて組み付けました。
綺麗にピストンが組み込まれました。
ヘット面はメタルヘットガスケットを使用する為 タイミングカバーと一緒に最低面研しています。
ノーマルエンジンがエンジンルームに収まっている時点で06タービンのレイアウトを決めアダプターを製作し、同時にウエストゲートの位置も決めます。
この様に綺麗に収めました。
ウエストゲートはバイパス時フロントパイプに戻すため、同時にフロントパイプも製作します。
エンジンが完成しました、ブルーにペイントされたエンジンに補記類を組みつけていきます。
本組みの状態です。
クラッチも組みつけ、この状態でエンジンを組み付けます。
タービンが大きいですね。
エンジン下側から見るとこの様に取り付けられています
インタークーラー取り付け状態。
60パイ ストレートマフラーの制作
デフ、ホーシンクを越える部分の製作が非常に難しいです。
後ろから見た 楕円 50パイ W出しタイコです。
出来上がりはこんな感じです。
TEINのサスペンションキットが組みつけられています。